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数秘術で見る「パワハラ問題の裏に隠された、クライアントさん自身の心の投影」

更新日:9月16日


リピーターさんの鑑定


大阪の実家へ帰省する際に時間をとって、数秘術鑑定をしています、リピータのクライアントさん、前回は職場の上司のことや、ご実家のご両親の介護など心配事がたくさんありました。

私の鑑定は、数字の解釈を伝えるだけでなく、その人の心の投影を読み解くことが大切だと思っています。そうしないと、ただの占いになってしまうのです。

前回はなぜ、こういった問題が起こるのかということを踏まえ、外側にばかり目を向けてしまう癖のお話や、内面を意識することなど、ワーク的なことも含めてお伝えしたところ、その後しばらくして、悩みの種であった職場の上司が異動になったということがありました。


繰り返さる問題


ところが…今回、またしても職場のパワハラ問題が相談内容に・・・ただ今回はクライアントさん自身のことではなく、上司からパワハラを受けている部下の方がかわいそうで、何とかしてあげられないかという相談でした。でも、問題の本質はパワハラをする人や受ける人にあるのではなく、その状況が映し出されたクライアントさんの心にあるわけです。

昨年、職場が落ち着いてホッとしたはずなのに、心はまた同じような状況を求めていた…困っている人を何とかしてあげたいという気持ちは、よくわかりますが、その背景には「私の職場には酷い上司がいて、職場の雰囲気は良くないし、私がそれを何とかしなければいけない。でも、どうしたらいいかわからない」というストーリーがあります。だから、解決策を求めて鑑定を受けられているのだと…



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ストーリーに気づくこと


もちろん、パワハラ上司と部下それぞれの数字を鑑定すると、課題となる数字やライフサイクルのタイミングなど、様々な要素が複雑に絡み合っていました。ただ、お二人に共通して言えるのは、同じような状況を繰り返しているということ。パワハラをする側はターゲットを変えながら同じことを繰り返し、受ける側はまだ若く、職場を転々としています。パニックになる時の感覚を身体が覚えてしまっているから、その記憶にコントロールされているようにも感じました。そして、その状況を間近で見ているクライアントさん。場面が変わっても、ストーリーが変わらないということに気づかなくてはならないのです。


真我に近づくために

クライアントさんには私の言葉が直接届きますが、部下の方にはクライアントさんの言葉を通してしか伝わらないので、もどかしい部分もあります。結局、クライアントさん自身の気づきが何よりも大切なのです。今回も前回同様、伝えたいことは同じですが、繰り返し染み込ませていくことが大切だなと感じました。

「真我」に意識を向けようとすると、自我(エゴ)が激しく抵抗します。なぜか「自我」という言葉はポジティブに捉えられがちですが、これはまさに「偽りの自分」であり、あらゆる影響を受けやすい状態の「偽我」というものです。

数秘術は「今世」というものに向き合うためには、とても役立つツールです。しかし、それがあくまで「今世」という視点に特化しているということを理解することも、また重要なことだと考えています。



※数秘術講座はご自身のカルテ、ご家族、知り合いのカルテまで作成できるようになり、読み解きまでしていくので、鑑定も受けながら学べる内容になっています。

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